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騒音対策の最前線:高い遮音性と通気性をもつ遮音材の社会実装(サステナブルな技術のはなし)

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神山雄樹

2024/04/06

バングラデシュにおける1ヶ月半の出張を終えて帰国してきましたが、大気汚染のほかに現地で感じた課題の1つとして交通騒音が挙げられます。

信号が整備されておらず、どの車も自分の存在をアピールするかのように頻繁にクラクションを鳴らして走行しているため、防音壁のない道路沿いの建物では室内でも相当な騒音が届いていました。

日本でも交通量の多い道路や線路沿いでは騒音が生じるため、周囲の住居やオフィスでは騒音対策が施されているところがほとんどですが、対策されていない場所で騒音を浴び続けると人体にとって大きなストレスとなります。
また、外の音がうるさいために窓を開けて換気ができないという弊害も発生しています。

騒音によって健康被害を受ける人を減らしていくため、メディアアーティストとしても著名な落合陽一氏が代表を務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社(東京都千代田区)は、「空気は通すが音は通さない」特殊な構造をもつ遮音材を開発し、その社会実装に向けた取り組みを進めています。
この遮音材を建築部材として用いることによって、高い遮音性と通気性をもつ住居やオフィスの実現が期待されます。

(出典)
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社ホームページ
https://pixiedusttech.com/news/news_20231220/

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神山雄樹

テクノロジーに触れることが好きなので、そこから新しいものを生み出してSDGsに貢献することを目指しています。