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ポストSDGs時代の選択①〜SDGsはオワコン!?〜
2026/02/28
「SDGsはもうオワコンですよね。」
ここ最近、そんな声を耳にすることがあります。
一時期あれほど盛り上がっていたのに、最近はあまり聞かなくなった。ロゴを並べる企業も減った気がする。ブームは終わったのではないか——そんな空気です。
しかし、本当にそうでしょうか。
結論から言えば、SDGsは終わっていません。
終わったのは、「言葉だけが先行するフェーズ」かもしれません。
SDGsは、本来“目標”です。2030年に向けた17のゴールは、世界が共有する共通言語でした。環境問題、人権、貧困、教育、ジェンダー。分断されていたテーマを、一つのフレームにまとめた意義は大きいものがあります。
ただし、広がる過程で「ロゴ化」や「宣言化」が進み、言葉が一人歩きする場面も増えました。SDGsに取り組んでいると言いながら、具体的に何を変えているのかが見えにくい。そんな違和感が、「オワコン」という言葉につながっているのかもしれません。
フェーズが変わっただけ
しかし実際には、フェーズが変わっただけです。
いま起きているのは、総論の時代から各論の時代への移行です。
「SDGsをやります」ではなく、
「この地域の雇用をどう守るか」
「この産業の環境負荷をどう減らすか」
「この会社の働き方をどう変えるか」
より具体的で、個別の課題に向き合うアプローチへと移っています。
日本国内で見れば、その代表例の一つが地方創生です。
人口減少、産業空洞化、後継者不足。こうした課題は、SDGsの複数の目標にまたがるテーマです。しかし現場では、「SDGs目標○番に取り組みます」とは言いません。「この町で誇りを持って働ける場をつくる」と言います。
それはSDGsをやめたのではなく、SDGsを“翻訳”しているのです。
ブームとしてのSDGsが静かになった今、むしろ本質的な取り組みが進んでいます。再生可能エネルギーの導入、サプライチェーンの見直し、地域資源を活かした事業づくり。派手な宣言よりも、地道な実装です。
だからこそ、問いはこう変わります。
「SDGsは続くのか?」ではなく、
「私たちは、どの課題にどう向き合うのか?」
SDGsは大きな地図でした。
しかし、地図を眺めるだけでは前に進めません。
「スローガンを掲げる時代」から「問いを持って動く時代」へ
今は、自分の立っている場所を確かめ、目の前の課題に一歩踏み出す段階です。
あなたの仕事は、どんな社会課題とつながっていますか。
あなたの暮らす地域は、どんな未来を目指していますか。
あなた自身は、どんな選択を重ねていますか。
SDGsは終わったのではありません。
「総論の旗」から、「各論の実装」へと重心が移ったのです。
ポストSDGs時代とは、
スローガンを掲げる時代ではなく、問いを持って動く時代。
言葉が静かになった今こそ、
私たち一人ひとりの選択が、より問われています。
おまけ
以下は、ニッセイ基礎研究所の2025年7月の記事ですが、諸外国でSDGsという言葉のトレンドは大きく異なります。
「SDGs疲れ」の空気から考える、本当のサステナビリティ-「検索データ」から見る、日・米・欧のSDGsギャップ




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《筆者プロフィール》
SDGs/ご当地グルメ/旅行が好きです。その好きなことで仕事をしながら、各地域を盛り上げる中小企業やフリーランスの方々を後押しする活動をしています。








