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神仏業界におけるSDGs(SDGs業界研究シリーズ)

加藤直樹

2023/11/07

第15弾は、「神仏業界におけるSDGs」です。

神社や寺院など神仏業界は、あり方そのものがサステナビリティと言えるかもしれません。

日本古来の宗教である神道では、自然の循環について考え、実践されてきた文化があり、仏教においても、古来より人々の精神的なよりどころとされてきました。業界としてSDGsをどうとらえることができるのか、という観点で述べていきます。

・世代を超えた地域住民のよりどころ
地域に暮らす、とりわけ経済的・環境的に脆弱な立場にある方々に対し、心のケアを通して、生きづらさを解消しています。地域住民への炊き出しやフードバンクのような物品提供など、近年活動が増えてきており、新たな役割としても見直されてきています。

・強靭な地域社会を実現する拠点
気候変動に直面している世の中、地域社会の強靭性(レジリエンス)は強く求められています。多くの寺院や神社は災害時の避難場所として活用されるケースが増えてきました。

・地域の文化財として伝え続ける資産 
長い歴史の中でこれまで語り守り継がれてきた古い建物・品物や習慣・生活文化などが、神仏関連の拠点には詰まっています。ターゲット11.4にもつながる文化財の保護保全が重要です。

神仏業界は、地域社会のよりどころとして、現世代や次世代を精神的な側面から育て支える役割を持っており、今後の不透明な時代における力を発揮する大きな機会となります。

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加藤直樹(筆者プロフィール

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加藤直樹

SDGs/ご当地グルメ/旅行が好きです。その好きなことで仕事をしながら、各地域を盛り上げる中小企業やフリーランスの方々を後押しする活動をしています。