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不動産業界におけるSDGs(SDGs業界研究シリーズ)

加藤直樹

2023/07/14

SDGsの実践イメージを具体的に描きやすくするため、様々な業界におけるSDGsの情報をご紹介していきます。
現在その業界に身を置いている方だけでなく、今後のキャリアを考えている学生や社会人の皆さんにとっても、参考となれば幸いです。

今回のテーマは、「不動産業界におけるSDGs」です。
私たちの生活基盤でもある不動産ですが、人口減少社会に突入した日本においては、持続的なまちづくりを考える上で最も重要な業界の一つです。

不動産の中でも住宅市場においては、新築住宅市場の成長は鈍化する一方で、中古住宅市場が拡大傾向にあります。新築時には新たな建材等が必要となる新築物件では環境負荷の高さが強く懸念されており、新規着工件数が今後伸び悩む要因ともいえます。今後は、カーボンニュートラルに向けた動きと連動し、再生建築資材やZEH対応物件の普及も期待されています。

人口減少や人口流出に起因する空き家問題は、コロナ禍を経て深刻化しています。管理が行き届かなくなった空き家の増加は、治安悪化など周辺環境への悪影響も懸念されます。少しでも事態を好転させようと、地域おこしの一環でまちづくりに注力する地域も増えてきました。この動きの中でも、不動産会社の役割は欠かせません。

資産運用などで不動産に関する知識が底上げされたり、新規参入の業者が現れるなど業界の新陳代謝が活発になっています。生活基盤として社会に与える影響が大きい不動産業界において、今後の機会やリスクをしっかりと見定めて活動していくことが大切です。

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加藤直樹(筆者プロフィール

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加藤直樹

SDGs/ご当地グルメ/旅行が好きです。その好きなことで仕事をしながら、各地域を盛り上げる中小企業やフリーランスの方々を後押しする活動をしています。