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石油業界におけるSDGs(SDGs業界研究シリーズ)

加藤直樹

2024/03/06

第19弾は、「石油業界におけるSDGs」です。

石油業界は、経済発展に伴って、その原動力となるエネルギー供給において重要な役割を果たしてきました。しかし、石油の採掘・精製・利用に伴う環境負荷や気候変動への影響は、いわゆるトレードオフとして大きな課題となっています。温室効果ガスの排出や資源の枯渇問題などを考えると、持続可能な状態とは言い難いのがこの業界の特徴でもあります。

環境負荷低減に向けた取り組みを進める一方、太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギーやCCS(二酸化炭素回収・貯留)技術への投資に注力することで、クリーンエネルギーへの移行を加速させる機運が高まっています。さらに、SAF(持続可能な航空燃料)をはじめとする環境負荷の低い燃料や潤滑油、バイオ燃料などの研究開発・商品化も進められています。

環境面だけでなく、社会的側面においては、安全性向上、人権尊重、地域社会への貢献、資源の確保を巡る地政学リスクなど、経済面においてはイノベーション創出、ガバナンス強化や人材育成など、総合的に意識すべき課題は多く残されています。

持続可能な社会に向けて、特に石油業界は大きな転換期を迎えており、その中でできることが多く、今後もSDGsの取り組みをさらに加速させていくと考えられます。

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加藤直樹(筆者プロフィール

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加藤直樹

SDGs/ご当地グルメ/旅行が好きです。その好きなことで仕事をしながら、各地域を盛り上げる中小企業やフリーランスの方々を後押しする活動をしています。