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里山や森林を蘇らせる!スマート林業の取り組み(サステナブルな技術のはなし)
2023/03/25
春が近づいて冬眠していた動物たちも目覚めて活動を始める時期になりますね。日本の森林では何百年、何千年と、多くの野生動物が木々や植物の恵みを受けながら、食物や住処を見つけ生活を持続させてきました。
しかし近年、人間による過度な森林資源の利用や、地球温暖化などによって森林の環境が変化してバランスが崩れたことで、多くの野生動物が食料源を失ったり住処を追われています。
そんな里山や森林を蘇らせるため、情報通信技術を駆使して適切な森林管理を行うスマート林業の取り組みが進められています。
例えば、ドローンによる空撮や、衛星画像の高精度化によって、森林の地形データや植物の量などの見える化を行うソリューションが挙げられます。森林が持つ資源量を測定することで間伐を行う時期や量を把握できるほか、森林管理に関する行政手続きや里山の研究にも活用されています。
林野庁は地方自治体に対して、スマート林業の導入に向けた支援を進めています。自治体同士で連携しながら取り組み、持続的な森林管理の仕組みを整えていくことが、豊かな森の復活に繋がっていきそうです。
参考:林野庁, 森林資源情報のデジタル化/スマート林業の推進
テクノロジーに触れることが好きなので、そこから新しいものを生み出してSDGsに貢献することを目指しています。