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SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」|事例を交えてわかりやすく解説

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井上聡

2024/11/05

SDGs17目標アイコン

SDGs(持続可能な開発目標)は、世界が直面する課題に対して2030年までに達成すべき17の目標を掲げています。その中でも「目標6 安全な水とトイレを世界中に」は、すべての人々が安全な飲料水と衛生的なトイレにアクセスできるようにすることを目指しています。水と衛生は健康や生活の質を左右する重要な要素であり、この目標の達成は他のSDGsの達成にもつながります。本記事では、目標6の概要や具体的な取り組み事例、そして私たちがどのように貢献できるかについて解説します。

目標6「安全な水とトイレを世界中に」とは?

目標6「安全な水とトイレを世界中に」は、2030年までにすべての人が安全で手頃な飲料水と適切な衛生設備を利用できるようにすることを目指しています。この目標は、水の管理と衛生の向上に焦点を当てており、特に開発途上国での取り組みが重要とされています。清潔な水とトイレが確保されることで、水に関連する病気の予防や生活環境の改善が期待されます。

私たちが消費する製品や食べ物のライフサイクル全体で使われる水の量を「ウォーターフットプリント」と言います。私たちが日常的に使うものには、想像以上に多くの水を必要としていることがあるので、限りある水資源の利用状況を見直すことも大切です。

目標6に関するキーワード

目標6を理解するために、以下の重要なキーワードを押さえておくことが大切です。

安全な飲料水へのアクセス

現在でも、世界中で数億人が安全な飲料水を利用できておらず、汚染された水を飲むことによる健康リスクが深刻な問題となっています。すべての人が清潔で安全な飲料水を入手できるようにするためには、水質管理の徹底やインフラ整備が必要です。

水に関連する病気の予防

水質の悪化や不衛生な環境が原因で、様々な病気が発生しています。例えばコレラや下痢などの病気は、安全な水と適切な衛生設備が整っていない地域で特に多く見られます。これらの病気を予防するためには、清潔な水の供給とトイレの整備、さらに衛生教育の普及が重要です。

目標6の主なターゲット

目標6には、具体的なターゲットが設定されています。代表的なものを以下に紹介します。

  • 6.1 2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
  • 6.2 2030年までに、全ての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、並びに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
  • 6.3 2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する。

引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

私たち一人ひとりがこのようなターゲットを意識して生活することで、目標6の達成に着実に近づくことでしょう。

目標6「安全な水とトイレを世界中に」の取り組み事例を紹介

目標6の具体例について、SDGsを楽しみながら学べる「Sustainable World BOARDGAME」の事例で見ていきましょう。

  • 事例1「水循環システムの開発による、安全な水の供給を実施」
  • 事例2「地域に合った水処理システムの導入による安全な水の供給」
  • 事例3「現地生産可能な簡易トイレの開発・販売による衛生面の改善」

このように世の中では目標6を達成するための多くの取り組みが行われており、「Sustainable World BOARDGAME」で学べます。

目標6「安全な水とトイレを世界中に」に対して私たちにできること

目標6の達成には、個々の意識と行動が重要です。以下に、日常生活で実践できる具体的なアクションを紹介します。

  • 節水の習慣を身につける:水を無駄にしないよう、日常生活での節水を意識しましょう。シャワーの時間を短くする、食器洗いの際に水を流しっぱなしにしないなどの小さな工夫が大きな節水効果をもたらします。
  • 水質保全活動に参加する:地域の川や湖の清掃活動に参加することで、身近な水源の保全に貢献できます。また環境に配慮した製品を選ぶことで、間接的に水質の保全にも寄与します。
  • トイレや衛生設備の改善支援:開発途上国での衛生設備の整備を支援する団体への寄付や、トイレの建設プロジェクトに参加することで、世界中の人々が安全にトイレを使用できる環境を整える一助となります。

これらの行動を通じて、私たちも目標6の実現に向けた一歩を踏み出すことができます。安全な水とトイレの確保は、すべての人々が健康で豊かな生活を送るために不可欠な要素であり、そのためにできることを一人ひとりが考え、行動することが求められています。

このように私たち一人ひとりが、SDGsを「自分ゴト」として捉え、少しずつでも行動を変えていくことが非常に大切です。

しかしながら、「何から始めたらいいの?」「私たちにできることは何?」「まずSDGsについて、きちんと理解したい」と感じている方も多いでしょう。

そのような方向けに、未来技術推進協会は、SDGsを自分ゴト化するボードゲーム「Sustainable World BOARDGAME」を提供しています。大人から子供まで、SDGsの理解だけでなく、協力の大切さや広く深く考える思考力、現場感や課題感を養うことができます。

「Sustainable World BOARDGAME」の無料オンライン体験会も実施していますので、興味のある方は、ぜひ体験をしてみてください。

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井上聡

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