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SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」|事例を交えてわかりやすく解説

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ボードゲームHPスタッフ

2024/10/23

SDGs17目標アイコン

SDGs(持続可能な開発目標)は、国連が掲げた17の目標から構成されており、持続可能な社会の実現を目指しています。その中でも「目標4 質の高い教育をみんなに」は、すべての人々が平等に質の高い教育を受けられるようにすることを目的としています。

教育は、社会や経済の発展に欠かせない基盤であり、個人の成長や社会の平等を実現するための重要な要素です。本記事では、目標4の概要や具体的な取り組み事例、そして私たちがどのように貢献できるかについて、わかりやすく解説します。

目標4「質の高い教育をみんなに」とは?

目標4「質の高い教育をみんなに」は、2030年までにすべての人々が公平に質の高い教育を受けられるようにすることを目指しています。この目標は、初等教育から高等教育まで、すべての段階において平等な学習機会を提供し、識字率の向上や技術教育の充実を図ることを目的としています。

また特に貧困層や社会的弱者の方々に対して、教育の機会を拡大し、教育へのアクセスを改善することが求められています。

目標4に関するキーワード

目標4を理解するために重要なキーワードをいくつか押さえておく必要があります。以下では、その中から2つのキーワードについて詳しく解説します。

識字率

「識字率」とは、特定の年齢層の中で、読み書きができる人の割合を示しています。識字率の向上は、教育の基礎的な成果を測る重要な指標であり、教育の質を評価する際に欠かせない要素です。多くの発展途上国では、識字率が低く、特に女性や農村部の住民において顕著です。識字率を向上させるためには、すべての人が基礎教育を受けられるようにすることが重要になります。

教育へのアクセス格差

「教育へのアクセス格差」とは、地域や経済状況、性別などに基づく教育機会の不平等を指します。先進国においても、都市部と農村部、裕福な家庭と貧困家庭との間で、教育へのアクセスに大きな差が存在します。この格差を縮小するためには、遠隔教育の導入や教育インフラの整備、奨学金制度の充実など、多角的なアプローチが必要です。

目標4の主なターゲット

目標4には、具体的なターゲットが設定されています。代表的なものを以下に紹介します。

  • 4.1 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
  • 4.3 2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
  • 4.5 2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

私たち一人ひとりがこのようなターゲットを意識して生活することで、目標4の達成に着実に近づくことでしょう。

目標4「質の高い教育をみんなに」の取り組み事例を紹介

目標4の具体例について、SDGsを楽しみながら学べる「Sustainable World BOARDGAME」の事例で見ていきましょう。

  • 事例1「途上国における究極の教育格差是正に貢献」
  • 事例2「クリーンエネルギーを広めるためのセミナーを実施」
  • 事例3「ソーラーランタンを寄贈し、識字率の向上に貢献」

このように世の中では目標4を達成するための多くの取り組みが行われており、「Sustainable World BOARDGAME」で学べます。

目標4「質の高い教育をみんなに」に対して私たちにできること

目標4の達成には、私たち一人ひとりの協力も重要です。以下に、日常生活で実践できる具体的なアクションを紹介します。

  • 教育支援団体への寄付やボランティア活動:貧困地域や教育が十分に行き届いていない地域への支援を行う団体に寄付をしたり、ボランティアとして活動することで、教育格差の解消に貢献できます。
  • 自ら学び続ける姿勢を示す:家族や友人、職場の仲間に対して、学び続けることの重要性を示し、教育の価値を広めることも、質の高い教育を推進する一助となります。
  • 書籍や学用品の寄付:使用しなくなった教科書や参考書、文房具などを必要としている地域や団体に寄付することで、教育を受ける環境が整っていない子どもたちを支援できます。自宅にある不要な教材が、他の人にとっては貴重な学習資源となります。

これらの行動を通じて、私たちは質の高い教育をすべての人に提供するための取り組みに貢献することができます。

このように私たち一人ひとりが、SDGsを「自分ゴト」として捉え、少しずつでも行動を変えていくことが非常に大切です。

しかしながら、「何から始めたらいいの?」「私たちにできることは何?」「まずSDGsについて、きちんと理解したい」と感じている方も多いでしょう。

そのような方向けに、未来技術推進協会は、SDGsを自分ゴト化するボードゲーム「Sustainable World BOARDGAME」を提供しています。大人から子供まで、SDGsの理解だけでなく、協力の大切さや広く深く考える思考力、現場感や課題感を養うことができます。

「Sustainable World BOARDGAME」の無料オンライン体験会も実施していますので、興味のある方は、ぜひ体験をしてみてください。

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