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「修理をする権利」を求める消費者とメーカーをつなぐオンライン修理コミュニティ(サステナブルな技術のはなし)

神山雄樹

2023/11/11

近年、私たちが日常的に使う電化製品は、より新しい機能や技術を求められ、買い替えサイクルが年々短くなっています。

このような状況を受け、いま世界では、電化製品を修理して使い続ける取り組みが広がっています。欧米の消費者を中心に「修理をする権利(ライト・トゥ・リペア)」を求める機運が高まり、メーカーもその声に耳を傾けざるを得なくなってきています。

世界最大のオンライン修理コミュニティ「iFixit」では、大手メーカーの電子機器が発売されると、内部の構造を分析して修理しやすさの評価を公表しています。また、評価を行うだけでなく、製品開発段階からメーカーと関わり、修理しやすい製品づくりを支援するコンサルティングサービスも行っています。実際に、iFixitからのフィードバックを受けて、修理のしやすさを向上させているメーカーもあるようです。

修理によって買い替えサイクルは長くなりますが、修理して使い続けてくれるコアなファンが増えることは、メーカーにとってブランディング向上につながります。私たち消費者も、新しいものに目を向けるだけでなく、長く使い続けられそうかという目で製品を選ぶことを心がけたいですね。

(出典)

iFixitホームページ

https://jp.ifixit.com

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神山雄樹

テクノロジーに触れることが好きなので、そこから新しいものを生み出してSDGsに貢献することを目指しています。