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SDGs目標2「飢餓をゼロに」|事例を交えてわかりやすく解説

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ボードゲームHPスタッフ

2024/10/08

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SDGs(持続可能な開発目標)の中でも、目標2「飢餓をゼロに」は、世界中のすべての人々が十分な食料を確保できるようにすることを目指しています。現代においても、多くの人々が栄養不足や食料不足に苦しんでおり、持続可能な食料生産や分配の改善が急務です。

本記事では、目標2の概要や取り組み事例、そして私たちが日常生活でどのように貢献できるかについて、わかりやすく解説します。

目標2「飢餓をゼロに」とは?

目標2「飢餓をゼロに」は、2030年までに飢餓を撲滅し、すべての人々が栄養豊富で安全かつ十分な食料を確保できるようにすることを目指しています。特に子供や女性、高齢者などの脆弱な層に焦点を当て、食料の安定供給と持続可能な農業の実現がこの目標の柱となっています。

目標2に関するキーワード

目標2を理解するために、押さえておくべき重要なキーワードがいくつかあります。以下では、その中から2つの概念について詳しく解説します。

食料安全保障

「食料安全保障」とは、すべての人がいつでも十分な食料を得られる状態を指します。これには、食料の供給が安定していること、栄養価の高い食料が適正な価格で手に入ることが含まれます。多くの国では、気候変動や紛争、経済的不安定が原因で食料安全保障が脅かされています。これに対処するためには、持続可能な農業技術の普及や、食料システムの強化が必要です。

食品ロス

「食品ロス」とは、食料が消費される前に廃棄されることです。生産過程や流通、消費段階で発生する食品ロスを減らすことは、飢餓問題を解決する一助になります。食品ロスを減らすためには、効率的な供給チェーンの構築や、消費者の意識改革が必要です。また、未使用の食料を支援が必要な人々に届ける取り組みも進められています。

目標2の主なターゲット

目標2には、具体的なターゲットが設定されています。代表的なものを以下に紹介します。

  • 2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。
  • 2.2 5歳未満の子供の発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
  • 2.3 2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。

引用:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

私たち一人ひとりがこのようなターゲットを意識して生活することで、目標2の達成に着実に近づくことでしょう。

目標2「飢餓をゼロに」の取り組み事例を紹介

目標2の具体例について、SDGsを楽しみながら学べる「Sustainable World BOARDGAME」の事例で見ていきましょう。

  • 事例1「栄養バランスの良い学校給食の普及プロジェクト」
  • 事例2「離乳期の栄養改善で、子どもの未来を支える」
  • 事例3「無人ヘリによる農作業の効率化」

このように世の中では目標2を達成するための多くの取り組みが行われており、「Sustainable World BOARDGAME」で学べます。

目標2「飢餓をゼロに」に対して私たちにできること

目標2の達成に向けて貢献できる方法は多くあります。以下に、日常生活で実践できる具体的なアクションを紹介します。

  • 食品ロスの削減:買いすぎや食べ残しを防ぐことで、食品ロスを減らすことができます。食材を無駄なく使い切る工夫や、賞味期限が近い商品を選ぶことも効果的です。
  • 地元農産物の購入:地元で生産された農産物を購入することで、輸送に伴う環境負荷を減らしたり、また流通過程での食品ロスリスクを下げたりすることができます。さらに地域の農業支援に繋がり、持続可能な食料システムの構築に寄与します。
  • 地域のフードバンクやボランティア活動への参加:未使用の食料を必要としている人々に届ける活動や、地域のフードバンクに寄付をすることで、食料不足に苦しむ人々を支援できます。

これらの行動を通じて、私たちもまた「飢餓をゼロに」する取り組みに貢献することができます。

このように私たち一人ひとりが、SDGsを「自分ゴト」として捉え、少しずつでも行動を変えていくことが非常に大切です。

しかしながら、「何から始めたらいいの?」「私たちにできることは何?」「まずSDGsについて、きちんと理解したい」と感じている方も多いでしょう。

そのような方向けに、未来技術推進協会は、SDGsを自分ゴト化するボードゲーム「Sustainable World BOARDGAME」を提供しています。大人から子供まで、SDGsの理解だけでなく、協力の大切さや広く深く考える思考力、現場感や課題感を養うことができます。

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