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SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」|事例を交えてわかりやすく解説
2025/02/11
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SDGs(持続可能な開発目標)は、地球規模での持続可能な発展を実現するために、国際社会が協力して取り組むべき17の目標から構成されています。その中でも「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」は、すべてのSDGs目標を実現するための基盤となるものです。この目標は、政府、企業、市民社会、国際機関などが協力し、資金や技術、知識を共有することで、持続可能な発展を加速させることを目指しています。本記事では、目標17の概要や具体的な取り組み事例、そして私たちがどのように貢献できるかについて解説します。
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」とは?
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、SDGsの達成に向けて、多様なステークホルダーが協力し合うことの重要性を強調しています。これには、国際的な協力の強化、資金調達の支援、技術の移転、データの共有なども含まれます。特に、発展途上国がSDGsを達成できるように、先進国からの支援やパートナーシップが不可欠です。目標17は、他のすべての目標を実現するための土台として、持続可能な発展を支えるためのグローバルな協力の推進を目指しています。
目標17に関するキーワード
目標17を理解するために押さえておくべき重要なキーワードを解説します。
政府開発援助(ODA)
「政府開発援助(ODA)」とは、先進国の政府が発展途上国の経済発展や福祉向上を目的として提供する公的資金援助を指します。ODAは、教育や保健、インフラ整備など、さまざまな分野でのプロジェクトを支援するために使われます。これにより、発展途上国が自立し、持続可能な発展を遂げるための基盤が整えられます。目標17では、ODAを通じた国際協力が、SDGsの達成に向けた重要な手段とされています。
産官学連携
産官学連携は、企業、政府、学術機関が協力し、技術革新や政策形成、社会課題の解決に取り組む協働の仕組みです。各分野の強みを活かし、持続可能な発展を推進するため、SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」と密接に関連しています。この連携により、効果的な解決策が生み出され、SDGs全体の達成が加速します。
目標17の主なターゲット
目標17には、具体的なターゲットが設定されています。代表的なものを以下に紹介します。
- 17.7 開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。
- 17.16 全ての国々、特に開発途上国での持続可能な開発目標の達成を支援すべく、知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによって補完しつつ、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを強化する。
- 17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。
私たち一人ひとりがこのようなターゲットを意識して生活することで、目標17の達成に着実に近づくことでしょう。
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の関連する事例を紹介
目標17の具体例について、SDGsを楽しみながら学べる「Sustainable World BOARDGAME」の事例で見ていきましょう。
ゲーム内ではパートナーシップ(目標17)に関連するミッションカードの下部にコラボレーションマークが記載されています。
これにより複数プレイヤーによる協力の必要性を示しています。
- 事例1「地域の資源、自治体、企業を活用した学生による商品開発」
- 事例2「荷物配達の時間短縮と配達率の向上」
- 事例3「ステークホルダーによる合同会議」
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このように世の中では目標17を達成するための多くの取り組みが行われており、「Sustainable World BOARDGAME」で学べます。
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に対して私たちにできること
目標17の達成には、私たち一人ひとりが積極的にパートナーシップを築き、協力し合うことが重要です。以下に、日常生活で実践できる具体的なアクションを紹介します。
- NGOやNPOへの支援:自分が関心のあるSDGs目標に取り組むNGOやNPOを支援することが、目標17の達成に貢献する一つの方法です。寄付やボランティア活動を通じて、組織の活動を支えることができます。
- 募金活動への参加:自分が参加できる募金活動を見つけて、積極的に貢献しましょう。職場やコミュニティで募金活動を主催することも、目標達成に向けた具体的な行動となります。
- 企業や地域との協力:自分の職場や地域社会でSDGsに関連するプロジェクトを立ち上げ、他の企業や地域団体と協力して取り組むことも効果的です。異なる組織や個人が連携することで、より大きな成果を上げることができます。
これらの行動を通じて、私たちは「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標の達成に向けて具体的な貢献をすることができます。持続可能な発展を実現するためには、国際社会全体が協力し合い、共通の目標に向けて取り組むことが不可欠です。
このように私たち一人ひとりが、SDGsを「自分ゴト」として捉え、少しずつでも行動を変えていくことが非常に大切です。
しかしながら、「何から始めたらいいの?」「私たちにできることは何?」「まずSDGsについて、きちんと理解したい」と感じている方も多いでしょう。
そのような方向けに、未来技術推進協会は、SDGsを自分ゴト化するボードゲーム「Sustainable World BOARDGAME」を提供しています。大人から子供まで、SDGsの理解だけでなく、協力の大切さや広く深く考える思考力、現場感や課題感を養うことができます。
「Sustainable World BOARDGAME」の無料オンライン体験会も実施していますので、興味のある方は、ぜひ体験をしてみてください。